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ジャマイカブラックキャスターシードオイル(黒ひまし油)の魅力・美容に効果的な使い方

ジャマイカブラックキャスターシードオイル

「美容と健康に良いオイル」として、ジャマイカブラックキャスターシードオイルが今、多くの女性に注目されているのをご存知でしょうか。
日本では「黒ひまし油」の名で親しまれており、昔から美容と健康に良い民間療法として使われてきました。
そこで、今回はジャマイカブラックキャスターシードオイルの魅力と、美容と健康に効果的な使い方について解説しますので、ご興味のある方はぜひ最後までお付き合い下さいね。

目次

ジャマイカブラックキャスターシードオイルの特徴について

ジャマイカブラックキャスターシードオイルは「黒ひまし油」とも呼ばれており、ヘアオイルやマッサージオイルとしても注目されています。
ここでは、黒ひまし油の原材料と特徴について詳しく解説します。

黒ひまし油とは何か

ヒマシ・トウゴマ
ヒマシ・トウゴマ

ジャマイカブラックキャスターシードオイルの別名「黒ひまし油」とは、と植物のトウゴマの種子を搾って作られたオイルのことを指します。
トウゴマの種子から搾られたオイルは、透明に近い薄い黄色でほんのりと香る程度です。

それでは、黒ひまし油はどのような工程で作られるのでしょうか。
原材料のトウゴマをそのままの状態で搾るのではなく、トウゴマを適度に炒ってから搾られます。

オイルを製造する過程において「炒る」(ロースト)という工程を加えることによって、種子の色が黒っぽくなり、独特の香ばしさが生まれます。
種子を炒ることによってオイルの色が褐色に染まり、美容と健康に良いとされるミネラル成分の量もパワーアップします。
黒ひまし油は他の植物オイルと比較すると、やや粘性 (粘り気) が強くて酸化しにくいのが特徴です。
黒ひまし油を単独で使っても良いし、他の植物性オイルとブレンドして使うのにも向いています。

クレオパトラが愛用していた黒ひまし油

黒ひまし油は日本国内ではあまり馴染みがありませんが、遙か遠い昔、「絶世の美女」と称されたクレオパトラが、美貌を保つために愛用していたとも伝えられています。
クレオパトラが生存していたのは紀元前50年頃のことですから、黒ひまし油には長い歴史があることが窺えます。

原材料のトウゴマとはどんな植物か

ジャマイカブラックキャスターシードオイル (黒ひまし油)の原材料であるトウゴマについて少しお話したいと思います。
トウゴマは漢字で「唐胡麻」と表記し、植物学上ではトウダイグサ科トウゴマ属に分類されます。
中国が原産地であるトウゴマは別名「ヒマ」とも呼ばれており、トウゴマの種子から搾ったオイルのことを日本国内では「ひまし油」と呼びます。
海外ではカスターオイル、またはキャスターオイル、キャスターシードオイルと呼ばれることもあります。
その中でジャマイカ産のトウゴマの種子をローストして作られたキャスターシードオイルのことをジャマイカブラックキャスターシードオイルと呼びます。

《ジャマイカブラックキャスターシードオイルの肌への美容効果》

ジャマイカブラックキャスターシードオイルは、スキンケアからヘアケア・ボディケアまで、幅広い用途で使われています。
若い世代の方にはまだまだ馴染みが薄いですが、実は日本国内では昔から民間療法や美容目的として、ひまし油が使われてきたという深い歴史があります。
ここでは、ジャマイカブラックキャスターシードオイルの肌への美容効果について考察してみたいと思います。

オーガニックジャマイカブラックキャスターシードオイル

農薬や化学肥料を使わずに自然栽培(有機栽培)されたトウゴマの種子を炒ってから搾ったオイルをオーガニックキャスターシードオイルと言います。

その中でジャマイカ原産の種子から作られたオーガニックのオイルのことをオーガニックジャマイカブラックキャスターシードオイルと言います。
ジャマイカブラックキャスターシードオイル (黒ひまし油)を取り扱う化粧品メーカーが増えてきましたが、その中でもとくに高く支持されているのがオーガニックジャマイカブラックキャスターシードオイルです。

先にもお伝えしたようにオーガニックのトウゴマが原材料であるため、残留農薬や化学肥料など有害物質の影響を受けることなく、安全性が高いものです。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルの成分

美容と健康に良いオイルとして注目されているジャマイカブラックキャスターシードオイルには、どのような成分が含まれているのでしょうか。

・リシノール酸

ジャマイカブラックキャスターシードオイルの最大の特徴は、リシノール酸が豊富であることです。
リシノール酸はω(オメガ) -9型の不飽和脂肪酸に分類されます。
美容に良い植物性オイルと言えば、オリーブオイル・ホホバオイル・マカデミアナッツオイル・ココナッツオイルなどがありますが、これらのオイルにはリシノール酸はほとんど含まれていません。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルに含まれるリシノール酸は、全体のうち約85%~90%前後を占めてします。
その次に多いのがオレイン酸で2~6%、リノール酸は1~5%程度とごく微量です。
リシノール酸には、便通を整える働きや肌荒れを防ぐ効果が期待されています。

・オレイン酸

ジャマイカブラックキャスターシードオイルに含まれるオレイン酸には、悪玉コレステロール (LDL) を抑える働きが期待されます。
また、美肌を維持していくために大きな敵となる乾燥肌を抑える効果も期待できます。

・ステアリン酸

ステアリン酸は飽和脂肪酸の一種で、身近なところでは石けんやクリームなどの製品によく使われる成分です。肌に馴染みやすくて安全性も高く、滑らかにするために乳化剤や増粘剤として使われることが多いです。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルに含まれるステアリン酸の割合は、わずか0.5~1%程度のごく微量です。

・パルチミン酸

ジャマイカブラックキャスターシードオイルは、肌のシミやくすみを解消したい人におすすめです。その理由は、ビタミンC誘導体の一種であるパルチミン酸が含まれていることにあります。パルチミン酸という名称はあまり聞き慣れないですが、別名でグリセリンエステルと言い、石けんや化粧品にはこの名で記載されるのが一般的です。

・リノール酸

リノール酸は、先に紹介したリシノール酸・オレイン酸と同様に不飽和脂肪酸の一種です。ただし、ω(オメガ) -9型のリシノール酸とは違い、リノール酸とオレイン酸はω(オメガ) -6型に分類されます。
リノール酸が含まれる植物性オイルには、ジャマイカブラックキャスターシードオイルの他にゴマ油・バオバブオイル・ホホバオイル・オリーブオイル・トウモロコシ油・ひまわりオイル・紅花オイルなどがあります。
リノール酸はわたしたち人間の体の組織を構成するのに必要不可欠な存在ですが、体内で生成することはできません。
体内にリノール酸が不足すると、肌荒れを引き起こす可能性もありますので、体の内側と外側の両方からこまめに摂取しておきたい成分です。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルの肌への効果

  • しみ・くすみの解消

ジャマイカブラックキャスターシードオイルには、ビタミンC誘導体の一種であるパルチミン酸が豊富です。
メラニン色素の生成を抑制する働きがあることから、しみ・そばかすの原因に直接働きかけてくれます。
美白効果が期待されるため、肌のくすみでお悩みの方にもおすすめです。

  • 乾燥肌の解消と保湿効果

真夏の暑い時期や冬の乾燥が厳しい季節になると、肌がカサカサしてきます。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルには、オレイン酸・リノール酸などの良質な不飽和脂肪酸が含まれています。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルを肌の外側から摂取することにより、肌の表面から奥深くに浸透します。
乾燥でダメージを受けた肌細胞にダイレクトに働きかけて、油分を適度に補給しながらも失われかけた水分量を調節し、健やかな肌へと導いてくれることでしょう。

  • ニキビ・ニキビ跡の解消

ジャマイカブラックキャスターシードオイルに配合されているリシノール酸の抗炎・抗菌パワーで、ニキビやニキビ跡の改善効果も期待できそうです。
ニキビのそもそもの原因は肌の内面から表面にかけてアクネ菌の大量発生ですから、原因に対してダイレクトに働きかけることでニキビの進行を抑えられることでしょう。
ただし、短期間で十分な効果を実感するのは難しいです。
肌のターンオーバーの周期は約28日間ですから、根気強く長い目で対処していくことが肝心です。

  • 妊娠線や傷痕の修復

「妊娠線が目立つのが気になる」「傷痕を隠したいけど隠せない」という悩みを抱える方も多いようです。
妊娠線や傷痕が残ることで、皮膚の弾力が失われてしまうこともあります。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルに含まれるパルチミン酸やオレイン酸のパワーで、肌本来の弾力を取り戻せることでしょう。

  • イボ取り

顔にイボができると目立つようになり、すぐにでも取りたいところですが、美容クリニックに行くのも費用が高くて、つい気が引けてしまうものです。
昔からひまし油は「イボ取りの妙薬」として珍重されてきたこともあります。
イボができた部位にオイルを塗ればすぐにでも取れるというわけではありませんが、気長に根気強く対処していけば、自然に取れる日も来るかもしれません。
リシノール酸がたっぷり含まれていることから抗菌作用が期待できるため、イボが取れた後のスキンケアとしても役立てられることでしょう。

  • エイジングケアとして

ビタミンC誘導体の一種・パルチミン酸や、良質な不飽和脂肪酸の働きで肌の老化を防ぎ、肌を健やかに維持できることから、エイジングケアとしても役立てられます。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルの精製と未精製の違い

コスメショップやネット通販で販売されているジャマイカブラックキャスターシードオイルは、未精製のオイルと精製されたものがあります。
それぞれの特徴の違いは、どんなところにあるのでしょうか。

栄養価で比較

ジャマイカブラックキャスターシードオイルを精製する場合、その工程において栄養価も少し抜けてしまいます。
そのため、精製されたオイルよりも未精製の方が栄養価は高めになります。

色・香り

精製されると有効成分の量が減少するだけではなく、ジャマイカブラックキャスターシードオイル本来の香りと色も、ある程度落ちてきます。
ひまし油特有のニオイが気になる方は精製されたものを選ぶと良いですが、ひまし油本来の有効成分量を求める方は未精製のものがおすすめです。

価格で比較

精製されたオイルは「途中で精製される工程を挟むから金額が高いのでは」と認識する人も多いようです。
精製されることで不純物をある程度取り除くことはできますが、本来の香りや色が落ち、結果的には有効成分量も減少します。
そのため、精製されたオイルよりも未精製の方が価格はやや高めになります。

皮膚への刺激で比較

ジャマイカブラックキャスターシードオイルは、もともとわたしたち人間の肌に馴染みやすいものです。
「精製されたオイルと未精製のものでは、どちらが皮膚に対しての刺激が強いか」と聞かれると、精製されたオイルは本来の色・香り・栄養が少し落ちてしまうので、刺激はやや弱い傾向にあります。
肌が敏感な方は、精製されたオイルを選んでおいた方が無難かもしれません。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルの効果と使用方法

先にもお伝えした通り、ジャマイカブラックキャスターシードオイルには他の植物オイルには含まれていないリシノール酸が豊富で、肌・髪・全身にうれしい効果が期待できそうです。
原材料のトウゴマの種子を焙煎してから抽出することにより、香ばしさが増すだけではなく、「美容上の効果もアップできる」と期待されます。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルは、毎日のスキンケアにはもちろんヘアケア・ボディケアなど多目的で使用することができます。
基本的には「気になる部位に直接塗る」といった使い方になります。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルの使い方

ここから先はジャマイカブラックキャスターシードオイルの使い方について、まずはスキンケアとして使う方法から見ていきます。

クレンジングとして

ジャマイカブラックキャスターシードオイルは、他の植物性オイルよりも少し粘性が強くて肌に馴染みやすい性質があります。
その性質を活かして、メイク落とし・クレンジングとして使うこともできます。
もう少しサラッとした手触りを望むのであれば、他のオイルと少しブレンドして使うのも良いでしょう。ジャマイカブラックキャスターシードオイルと相性の良いオイルと言えば、オリーブオイルです。
とくに気にならなければ、ジャマイカブラックキャスターシードオイルを単独で、そのままストレートで使っても問題ありません。

オイルを片方の手のひらに適量とり、よく温めてから指の腹で大きく円を描くようにして、顔全体に乗せていきます。
ファンデーションやアイメイクがまだ残っている状態なので、強く押す必要はなく、軽く触れて馴染ませるといったイメージです。
メイクの汚れが浮かび上がってきたところで、ティッシュで一気に拭き取りましょう。
その時に肌を強く刺激しないようにご注意下さい。

クレンジングオイルにはオーガニックオイルがおすすめについてもっと詳しく知りたい方は、クレンジングオイルにはオーガニックオイルがおすすめをご覧ください。

使い方のポイントは?

クレンジングは1回のみでも構いませんが、あえてもう1度同じことを繰り返すことで、マッサージとしての効果も期待できます。
2回目は、小鼻・額など毛穴の皮脂が詰まりやすい箇所を念入りに行うと良いでしょう。
2回目にマッサージを行う場合は、ティッシュで拭き取る必要はなく、その代わりに蒸しタオルを活用します。
蒸しタオルで顔全体を覆ってしばらくそのままにしておくと、血流とリンパの流れが良くなってきます。毛穴もしっかり開いてくるので、汚れを落としやすくなります。

蒸しタオルを作るのに、わざわざタオルを蒸し器で蒸す必要はありません。
タオルを軽く水に濡らして絞ってから、丸めて電子レンジに入れて500~600ワットで1分程度加熱するだけで簡単にできます。
加熱後はタオルがかなり熱くなってくるので、すぐに使うと肌への刺激が強くなります。加熱してからマッサージしている間に、蒸しタオルの温度がだんだん下がってきます。
温度の加減を見ながら、ちょうど良いタイミングを見計らってから蒸しタオルを顔にあてると良いでしょう。

スキンケアとして

ジャマイカブラックキャスターシードオイルを使ったスキンケアやボディケアは、「ひまし油療法」とも呼ばれることもあります。
ニキビ解消・毛穴ケア・エイジングケアなど、肌の悩みに合わせて上手に活用すると良いでしょう。
オイルを使う前にまずは手に触れて、伸びの良さ・柔らかさ・粘性などを確認してみて下さい。

気になるようでしたら、オリーブオイル・ホホバオイル・アルガンオイルなどの植物オイルとブレンドしておくことで、より使いやすくなります。
オイルを調合したら、顔の一部にしみ・そばかす・ニキビ・ほくろ・イボができた方は、気になる部位にオイルを直接塗ります。
顔につける前に手のひらに適量乗せてからよく温めておくと、オイルが肌に馴染みやすくなり、伸びも良くなってきます。
オイルをつけた後は、両手でしばらく顔全体を覆うようにしておくと、手のひらの温度で有効成分を肌の奥深くに浸透させることができます。
夜寝る前にこのお手入れをする場合は、とくに拭き取る必要はありません。
ただし、外出前にこのお手入れを行う場合は、最後に蒸しタオルなどでよく拭き取っておかないと、オイル成分が肌に残ったままになってしまいます。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルは、他の植物性オイルと比較すると「酸化しにくい」と言われていますが、直射日光の影響を受けると酸化が進むため、その点は十分に対策しておきましょう。

ボディケアとして

・マッサージで体の冷えとコリをほぐす

ジャマイカブラックキャスターシードオイルに含まれるリシノール酸には、抗菌・抗炎・保湿・デトックス作用が期待されることから、ボディケアにもおすすめです。
足・腰など疲れやコリが気になる部位にオイルを直接塗ってからマッサージすると、血液の循環とともにリンパの流れもスムーズになります。
自然に体がぽかぽか温まってきますので、冷え性が気になる方にもおすすめです。
マッサージを行うタイミングは、入浴後がおすすめです。
入浴後は体の芯まで温められるので、ある程度体の硬さが取れてきてマッサージにはもってこいの良好なタイミングです。
オイルを体に塗った後、とくに洗い流しをする必要はなく、そのまま皮膚に浸透させておくことで、保湿力も高まってきます。
入浴でお湯に浸かった後は、皮膚の皮脂が剥がれ落ちた状態となりますので、保湿成分を補う必要があります。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルでマッサージを行うことにより、血流とリンパの流れが良くなる上に、保湿成分をたっぷり補給できるという効果までも期待できるということですね。

・かかとのひび割れケア

顔の肌は普段から露出された状態なので、鏡を見ればすぐに気がつくけれど、意外と見落としがちなのが踵 (かかと) です。
普段からストッキングや靴下を履き、外出時には靴を履くので、かかとがどのような状態なのか確認する機会も少なくなります。
しかし、かかとは全身の他の部位と比べると、もともと水分と油分が少ない部位であるため、気がつけばいつのまにか「お餅のひび割れ状態」のようになってしまうこともあります。
お正月にお餅をお供えてしてから数日経過すると乾燥で水分量が落ちてツヤもなくなり、ひび割れ状態となります。これと同じような現象がかかとにも表われてくるというわけですね。
かかとのひび割れは表皮の角質層が剥がれてしまった状態なので、これを元に戻すには保湿ケアが必要となります。
クリームをかかとにつけるのも良いですが、有効成分が肌の表面のみにとどまり、内面にまで浸透しにくいタイプのものもあります。
その点、ジャマイカブラックキャスターシードオイルをかかとに塗っておけば、皮膚の表面から奥深くにまで浸透しやすいので、十分に保湿ケアできるというわけですね。
あえてクリームを使うのであれば、オイルを塗った後のタイミングがおすすめです。
かかと以外にも、肘・足裏・踝(くるぶし)・膝はとくに乾燥しやすい部位なので、オイルを塗ってお手入れしておくと良いでしょう。

髪の毛や頭皮のヘアケア

ジャマイカブラックキャスターシードオイル (黒ひまし油)は、日々のスキンケアやボディケアにはもちろん、肌にとても馴染みやすいので頭皮ケアやヘアケアにもおすすめです。

頭皮クレンジングとしての使い方

「髪は女性の命」と言っても良いほど大切な存在なので、普段から丁寧にケアして美髪を維持したいものです。美しい髪を守るためには、その土台となる頭皮を健康な状態に保つことが大切です。
そこで、頭皮クレンジングを1週間に1~2回程度で構わないので、定期的に継続することをおすすめします。頭皮クレンジングはシャンプーの前に行うと良いでしょう。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルを指先に乗せて、頭皮全体によく馴染ませてから薄く伸ばしていきます。
オイルの量が多いと頭皮がべとついてしまうので、クレンジングの使用量は1回につき小さじ1杯程度で十分です。

頭皮全体にまんべんなくオイルを伸ばしたら、指の腹で頭皮を優しくマッサージして揉みほぐしましょう。
時にはゆっくりと大きく円を描くように指を動かしたり、前から後ろ目に向かってマッサージしたり、動きにバリエーションを持たせましょう。
頭皮クレンジングを定期的に行うことで血流がスムーズになり、毛根にオイルの有効成分が行き渡り、頭皮の内部にまで浸透してきます。
ふけ・かゆみ・薄毛・抜け毛を防ぐためにも、ぜひ継続的に行うことをおすすめします。

ヘアパックとして使う

ジャマイカブラックキャスターシードオイルは、ヘアパックとして使うこともできます。
ただし、オイルをそのままの状態で使うと、ねっとりした肌触りになることもありますので、気になる方は他の植物オイルと適度にブレンドしておくと良いでしょう。
アルガンオイル・オリーブオイル・バオバブオイル・ホホバオイルなど、お好みのオイルを選びましょう。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルには、保湿成分がたっぷりと含まれているので、髪のぱさつきや枝毛トラブルを改善したい方に最適です。
髪のダメージが気になる箇所にオイルを適量つけて、しばらくそのまま馴染ませます。
蒸しタオルを使って髪全体を包み込むようにして巻いておくと、オイルの有効成分が髪に浸透しやすくなります。
ヘアパックを行うタイミングは、シャンプーの前でも後でもどちらでも構いません。
シャンプーやトリートメントの後、ドライヤーで髪を乾かした後のタイミングでも良いし、先にヘアパックをして油分を洗い流してからシャンプーをしてもOKです。
とくに毎日行う必要はなく、1週間のうち1~2回程度で十分です。
夜寝る前にヘアパックを行う場合は、オイル成分が枕やシーツに付着するのを防ぐためにタオルなどを敷いておくと良いでしょう。

日焼け止めとして

「美容と健康の万能オイル」とも称されるジャマイカブラックキャスターシードオイルは、日焼け止め対策にも良いという話をよく聞きます。
ただし、ジャマイカブラックキャスターシードオイルを外出する前に使うことはおすすめできません。

日焼け止め対策としてジャマイカブラックキャスターシードオイルを使う場合は、夜寝る前のタイミングがおすすめです。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルに含まれるリシノール酸には、抗炎症作用がありますので、日焼け後にダメージを受けた肌を優しくいたわってくれます。
さらに、ビタミンC誘導体のパルチミン酸も含まれていることから、メラニン色素の生成と沈着を抑える効果も期待されます。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルには保湿成分も豊富なので、日焼けした後に肌の乾燥から守ってくれます。

まとめ

今回の記事では、今話題の美容オイルとしてジャマイカブラックキャスターシードオイル (黒ひまし油) の成分・効果・使い方についてご紹介しました。
美容に良い植物性オイルなら沢山あるけれど、リシノール酸がたっぷり含まれたオイルは、おそらくジャマイカブラックキャスターシードオイルだけでしょう。
ジャマイカブラックキャスターシードオイルは、コスメショップやネット通販でも手軽に入手できるようにはなりました。

最後に良品を選んでいただくための重要ポイントについてお伝えします。
オイル選びで失敗しないために、原材料・製造方法・品質管理について入念にチェックしておくと良いでしょう。


植物オイルを製造する方法として、じっくり時間をかけて抽出する圧搾法で作られたオイルを選ぶのが理想的です。

市場に流通されている製品の中には、製造過程において溶剤が使われたものもありますので、ご注意下さい。
ご購入前には必ず、製造元と販売元の会社名と所在地・連絡先について確認しましょう。

ジャマイカブラックキャスターシードオイルを本格的に使用する前に、必ずパッチテストを行い、皮膚への反応について確認しておくことをおすすめします。
どんなに良質なオイルでも人それぞれ肌質や体質にも違いがありますので、効果の表れ方にも違いが出てきます。
まずは肌質に合うかどうかチェックして、問題がなければスキンケア・ヘアケア・ボディケアなど、多彩な目的で使うと良いでしょう。
手を汚すことのないように便利なポンプ式のオイルも販売されていますので、使い心地を試してみてはいかがでしょうか。

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